- みなもと太郎「風雲児たち」の新刊はまだかと調べていているうちに2ch風雲児たちスレッドから「やる夫が徳川家康になるようです」過去ログに流れ、本作の存在にたどり着きました(横山光輝「徳川家康」はなぜか一部在庫切れ、山岡荘八「徳川家康」(全26巻)にはさすがに手が出ません)。
- 画にもストーリーにも馴染めず、冒頭5巻を読んだところで一度放り出したのですが、「センゴク外伝−桶狭間戦記(1)〜(2)」を読んでみたところクオリティが上がっている様子だったので、第1部を最後まで読んでみました。
- 「全ての常識を覆す超リアル戦国合戦譚」というだけあって、姉川や三方ヶ原等々、新解釈による合戦模様はさすがに読ませるのですが、仙石秀久とお蝶の流離を中心とする作品の縦軸がちょっと甘ったるくてテイストが合いません。吉川英治「宮本武蔵」におけるお通のイメージなのかもしれませんが、「超リアル」を支持する層にはロマン主義的な恋愛は不要というか、主従の関係の甘さともども没入を妨げる気がします。