- ポール・ウィリアムズやスティーヴン・スティルスもモンキーズのオーディションに参加していたというのも驚き。
- 大型メディアミックス・プロジェクトだった割りには、楽曲がそれほど粒揃いでもないような気もしますが、「恋はちょっぴり(A Little Bit of Me, A Little Bit of You)」や「あの娘を忘れろ(Forget That Girl)」などは良い感じ。
- でも一番格好良く感じるのは「モンキーズのテーマ」というのはザ・タイマーズによる強烈な刷り込み。攻撃的なメッセージ性を持った覆面バンドでモンキーズのカバーをするという忌野清志郎(の友人ゼリー)のセンスはとても格好良いと思います。
- 「彼らはモンキーズを、音楽ビジネスへの道に裏口入学した、これら商業的資本主義的力で作られた人為的なロックンロール・グループとして見てたんだ。でも、僕らはロックンロール・グループじゃなかった。ロックンロール・グループについてのテレビ・シリーズだったんだ」とミッキー・ドレンツが語るごく初期以外は、作曲、演奏、プロデュースにおける自主独立を要求して、かなりの程度は認められてたようですが、それが音楽的充実や商業的成功に繋がらなかったのが切ないところでしょうか。
- 1987年の再結成音源も2曲有り。