- 転居の際、積みっ放しの書籍の中でも下の方に埋もれていたアイテムを久方ぶりに目にして自省。ここらでひとつ債務超過の解消に取り組むことに。
- みなもと太郎も「ギャグ注」で、「5章からとにかくつっ走ってるもんで、今も熱心な読者から『高田屋嘉兵衛の話をも一度くわしく描け』と言われるんだけど、巨匠司馬遼太郎の『菜の花の沖』があるんだからいいじゃないか〜」と述べています。
- 面白いことは面白いのですが、ヴォリュームの割には腹持ちが悪いという基本的な印象は「播磨灘物語」の時とあまり変わりません。
- 高田屋嘉兵衛とピョートル・リコルドの奇妙な信頼関係には胸が熱くなりました。リコルドが胸ポケットから取り出した白いハンカチを2つに裂いて嘉兵衛に渡す場面など映画的に美しくて忘れ難い。