- NHK−BSプレミアムで7月16日放送。ブレイク・エドワーズ監督。1961年。
- 原作とは雰囲気が異なりますが、これはこれとして、「オードリー・ヘップバーンの顔と、ジヴァンシーのシックな黒いドレスと、ヘンリー・マンシーニの作曲した印象的なサウンドトラック」(村上春樹)はもはや古典の趣。洒脱。
- ラストもまた原作のエッセンスを損なうようなハッピーエンドですが、これはこれで、猫を間に挟んだ雨中のキスシーンは映画的にとても洒落ています(淀川長治/山田宏一/蓮實重彦「映画千夜一夜」でも写真が掲載されていました)。
- (小型とはいえ)ギターを弾くオードリー・ヘップバーンの指がロバート・ジョンソンばりに長くてビックリしました。