「お熱いのがお好き」

映画

ＮＨＫ−ＢＳプレミアムで１０月３日放送。ビリー・ワイルダー監督。１９５９年。

こういうウェルメイドなコメディーだったとは全く知らなかったので、過度な期待も先入観もなしに、非常に楽しめました。

マリリン・モンローではなくジャック・レモン（とトニー・カーティス）がメイン・エンジンとして全篇を牽引していますが、「アイ・ワナ・ビー・ラヴド・バイ・ユー」はさすがにパンチ力あり。

オリジナルは１９２８年のミュージカル「グッド・ボーイ」で、歌ったのはヘレン・ケーン。喋り方やスキャットの特徴から「ブブッパドゥ・ガール」と呼ばれていて、ベティ・ブープのモデルになった人なんだそう。

それにしてもあの唐突に放り出すようなラスト（「Nobody's perfect」）。粋です。