- 未読本がかなり積み上がってきてしまったため、昨年7月にヘンリー・ミラー「北回帰線」を読了して以来の不良債権処理に挑もうかとも思ったのですが、それに費やす時間が突如としてバカバカしく感じられたことから、ボリス・ヴィアン「ボリス・ヴィアン全集3−うたかたの日々」、ジャン・ジュネ「泥棒日記」、ジョルジュ・バタイユ「マダム・エドワルダ」、A・ピエール・ド・マンディアルグ「オートバイ」はもう処分することに。かなり古い版のチェ・ゲバラ「ゲバラ日記」も併せて処分。縁があれば新訳・新版でお遇いしましょう。
- 贖罪意識でも代替行為でもありませんが、メルヴィル「白鯨」に挑戦しようと思いつつも、より良い機会のためにキープ。
- というわけで、文庫の初版で買いつつそのまま3年熟成させたスティーヴン・キング「回想のビュイック8」。何か俄然軽いノリになってしまいましたが、スティーヴン・キングは「幸運の25セント硬貨」以来でしょうか。
- 冒頭がスティーブン・キングらしからぬ妙にリリカルな語り口で、おぉっと思ったのですが。
- 1回目の光震の辺りが妙にダルくて放り出そうかと思いましたが、下巻に入ってトリプル・トラブル同時発生の辺りまでくると流石のキング節で一気に読ませます。
- とはいえ頑張って読むほどのものでもなかったというか、途中で放り出して他のものでも読んでおけば良かった気もしなくはない。
- ペーパーバックで購入してある「IT」もそろそろ気合いを入れて読まないと売却一直線です。