開高健 「オーパ!」

オーパ! (集英社文庫 122-A)

  • 書店の夏休みフェア的なコーナーに平積みにされており、懐かしくてついつい購入。世代的に開高健は「テレビで釣りをしている人」です。
  • こういう作品を読むと釣りは素敵な趣味だなといつも思うのですが、実際にやる気にさせるだけの誘発力を持った作品に巡り会ったことはありません。
  • 30年以上経っていますが、ブラジルのマジカルな感じは殆ど変わっていないような気がします。
  • 文体もそうですが、引用作品を見ても村上春樹登場以前を強く感じさせて逆に斬新。カーソン・マッカラーズ「心は孤独な狩人」に興味を抱いたのですが、入手困難な模様で無念。
  • 一連の「オーパオーパ!!」シリーズまで読み進むつもりは今のところあまりありません。