- 「スカ・ディスク・ガイド−400 Fabulous Discs From Jamaican Oldies Music」で、「あのトップ・デックと並んでコレクターの間では評価の高いプロダクション、ランディーズにスカタライツが残した数ある7インチ・シングルの楽曲から構成された編集盤」「プロデューサー、ヴィンセント・チンの、コクソン・ドッドやデューク・リードとは違うセンスを感じてほしい」と紹介されているのを読んで以来興味があったCD。
- 本作でも「マルコムX」というタイトルでカバーしていますが、そもそもオリジナル・ヴァージョンも裏打ち系なのでバッチリ。えらいこと格好良い。これはキラーだわ。
- 東京スカ・パラダイス・オーケストラもカヴァーしていたヘンリー・マンシーニ「仔象の行進」も収録されているのも嬉しいところ。アルトン・エリス「マウス・ア・マッシー」もいつになくルーディーで格好良い。
- どこかで聴いたことがある「ハロー・マザー」。調べてみると、オリジナルはイタリアのオペラ作曲家アミルカレ・ポンキエッリの「時の踊り」。ディズニー映画「ファンタジア」で使用されたのが有名。ペリー・アンド・キングスレイもアルバム「ジ・イン・サウンド・フロム・ウェイ・アウト!」の中で「カウントダウン・トゥー・シックス」という曲名でカヴァー。思い出しました。ペリキンのそのアルバム持ってました。聴いたことある筈だ。
- ハイハットが時折「チンチキチキチーチンチキチキチー」と16ビートを刻むのもスカの醍醐味の一つだと再認識。コレコレという感じ。
- カヴァーの選曲からして「コクソン・ドッドやデューク・リードとは違うセンス」が感じられました。ソフィスティケイティド。
- 「マルコムX」が突き抜けて格好良いので他の印象が霞んでしまう嫌いはありますが、これは良い買い物した。