Steely Dan 「Gaucho」

GAUCHO

  • 「エイジャ」も「ナイトフライ」もかなり愛聴しているにも関わらず、スティーリー・ダン関連をどんどん聴き進もうと思わないのは何故だろう。ポジティヴに捉えれば、全体のアルバム数が限られているから大切に聴き進んでいると言えなくもない。
  • 聴く前の印象としては、「エイジャ」の後「ナイトフライ」の前というの分の悪いポジションながらコアなマニア程愛聴するアルバムといったところ。
  • よく「バビロン・シスターズ」でのバーナード・パーディーのドラムが称揚されていますが、率直に言って何にそれ程感心しているのかよく分からなくて違和感を感じます。パーディー・シャッフルに度肝を抜かれたということなんでしょうか。
  • 「エイジャ」の冒頭「ブラック・カウ」のイントロから一発で持っていかれるという感覚は理解できるので、1曲目で乗り損ねてしまったのかもしれない。魅力的な部分は多々あるのですが、全体像が上手く掴めない。
  • マーク・ノップラーなど、「タイム・アウト・オブ・マインド」のどこで何を弾いているのか全く耳に引っかかってきません。トム・スコットは「ガウチョ」で目立ってましたが。
  • 隙もないけど華もない、という感じですが、100回位聴くまでは語るべからずという雰囲気があって、何とも言いようがない。判断を留保したままボチボチと聴いていくことにします。
  • 聴いている間に耳だこアイテムになるような予感もありますし。
  • しかし、この「英文ライナー対訳」は酷い。こんなレベルなら付けないほうがましだと思います。