トマス・ハリス 「ハンニバル・ライジング(上)(下)」

ハンニバル・ライジング 上巻 (新潮文庫)  ハンニバル・ライジング 下巻 (新潮文庫)

  • レクター博士シリーズ(「レッド・ドラゴン」〜「羊たちの沈黙」〜「ハンニバル」)を読んでいたのが2006年11月頃。本作を発売直後に店頭で入手したのが2007年4月頃。これ以上遅くなると永遠に読む機会を逃しそうな気がしたので、一念発起してやっつけました。
  • 評判にならなかっただけあって、これはちょっとなんというか。失敗する前に止めることはできなかったのか。
  • アメリカン・サイコとヨローピアン・カルチャーの対比が、前作のブレークの図式だったと思うのですが。
  • 意味不明な日本要素にガックリきたのは日本人だからという理由だけではない筈。「紫夫人」はない。
  • 戦争に翻弄された悪漢達の造形が印象的ではありました。
  • 適度にガッカリしたところで映画もレンタルしよう。「ゲド戦記外伝」を読んでから映画「ゲド戦記」と一緒に借りるのも一興(ガッカリ・ウィークエンド)。