- レコードコレクターズ増刊「ジェイムズ・ブラウン−永遠のファンキー・プレジデント」で仕入れた情報に基づき購入。聴いてみようじゃないの、JBズが演奏する「スキンタイト」を。
- 良いです。格好良いです。「ありがとうゴッドファーザーJB、僕達に自身の音楽をやらせてくれて」というメロウな語りから一転してカヴァーを始めるところもとってもクール(作曲のクレジットがジェイムス・ブラウン−フレッド・ウェズリーになっているところもファンキー)。
- しかしながら、オハイオ・プレイヤーズを愛聴する人が聴いたら、「ハネ過ぎ、汗かき過ぎ、こんなの『スキン・タイト』じゃない」とか言われるような気もします。
- 試しに、オハイオ・プレイヤーズの元祖「スキン・タイト」を、「ゴールド」所収のシングル盤と「ジャム」所収のスタジオ・ライヴ盤の2ヴァージョンで聴き直してみましたが、やはりピンと来ません。というか「スキン・タイト」ばかり立て続けに聴いていたら「格好良いってどういうことなんだろう」みたいな袋小路に迷い込んでしまいました。
- コアなファンほど、ジェイムズ“ダイアモンド”ウィリアムズのドラムを賞賛しているのですが、個人的にモッサリしているようにしか感じられないので、このあたりが問題領域だと推測してはいるのですが。
- オハイオ・プレイヤーズ開眼の日は遠い。
- 特にラストの「ステップ・チャイルド」における光速ソロ回しゲームの格好良さは卒倒もの。メイシオ・パーカーが居ないのが惜しまれます。
- あと「アイ・ワナ・ゲット・ダウン」も格好良かったですが、どの辺りがアース・ウィンド・アンド・ファイアー「マイティー・マイティー」からの借用なのか、何回か聴き比べてもよく分からなかったので諦めました。
- 蛇足ですが、昭和63年の蔵真一郎なる人によるライナーはそろそろ差し替えた方が良いと思います。