2008-10-10 桂米朝 「私の履歴書」 本 いかにも「私の履歴書」という感じで記述が淡々とし過ぎており、かなり物足りないのですが、キャリアが概括出来ることは出来ました。 他方で青年期に見た芝居の記憶が素晴らしく豊富なのですが、こちらに素養がないので楽しめなかったり。 「私、この二〜三年でいよいよボケてしまいまして」、「あと一年生きられるか、二年生きられるか分かりませんが」という文庫版へのあとがきを読むと寂しい気持ちになります。 ご子息の5代目桂米團治襲名披露でさぞやお喜びのことでしょう。 「落語と私」もチェックしたい。