Rufus Thomas 「The Funkiest Man Alive: The Stax Funk Sessions 1967-1975」

Funkiest Man Alive: Stax Funk Sessions 1967-1975

  • コンピレーションCD「スタックス・オブ・ファンク」の売却にあたって最後に一通り聴いてみたところ、ルーファス・トーマス「ファンキー・ホット・グリッツ」がえらいこと格好良く、1枚売って1枚買うというCDの整理という当初の意図からは殆ど意味のない行為にまたもや至ってしまいました。
  • ベストを売ってオリジナル・アルバムを集め出したら要注意かもしれませんが、コンピレーションを売ってベスト買うぐらいならまだ全然大丈夫。
  • 1967年から1975年というと、ほぼアトランティックとの契約解消からスタックスの倒産までの時期に相当。ザッとライナーを読んでみましたが、シーンから後退気味だった1960年代終盤を経て、アル・ベル時代に復調、という感じなんでしょうか。
  • しかし「ファンキー・ホット・グリッツ」格好良い。当時発表されなかったのが不思議なくらいです。グリッツと言う語感から内蔵系のガッツィーな食物を想像していたのですが、想像に反して実はトウモロコシ粥。
  • ヴォーカル・ブレイクとでも呼ぶのでしょうか、オーティス・レディング「ハード・テトゥー・ハンドル」のようなサビでアカペラになるパターンは大好きです。
  • 「レット・ザ・グッド・タイムズ・ロール」はルイ・ジョーダンのカヴァー、「ソフィスティケイテッド・シシー」はザ・ミーターズのデビュー・シングルのカヴァー、と思っていたのですが「ソフィスティケイテッド・シシー」はルーファス・トーマスの方がオリジナル(ボニ・マック・ライス/アイザック・ヘイズ/デヴィッド・ポーター/ジョー・シャムウェル)でした。ルーファス・トーマスが1967年、ザ・ミーターズが1969年。
  • 「ザ・ブレークダウン」や「ドゥ・ザ・ファンキー・ペンギン」を聴いていると、「ワッツタックス」における勇姿も再確認したくなるのですが、VHSは売り払ってしまったので、そのうちにDVDで買い直したい。