Paul McCartney 「McCartney -deluxe edition」

ポール・マッカートニー(デラックス・エディション)

  • ポール・マッカートニー「マッカートニー」のデラックス・エディションが出たとなると、珍盤「マッカートニー?」はともかくとしても、欲しくなるのは致し方なし。
  • オリジナル・アルバムに関しては音質がグッと良くなっているような気がします。ローファイ具合をハイファイで観賞できるとでも言えましょうか。
  • 肝腎のディスク2は、ウィングス時代のライブ音源とアウトテイクが数曲というデラックスとは程遠い寂しい感じ。(ほぼ)一人宅録なのでしょせん高望みなのかもしれませんが、ビートルズ「アンソロジー」シリーズのようなものを期待していたので、ガッカリ感は否定できません。
  • その中でも面白いのは、オリジナルでは「ホット・アズ・サン/グラシズ」の末尾にちょこっと挿入されていた「スーサイド」のフルレングス・ヴァージョン。なんでも「ゲット・バック・セッション」時に試みられているナンバーで、フランク・シナトラにプレゼントしたものの相手にされなかったんだとか。
  • 後悔はしないまでも購入する必要も特になかったという感じ。