「戦争と平和」

戦争と平和 [DVD]

  • NHK−BSプレミアムで1月30日(第1部「アンドレイ・ボルコンスキー」)、1月31日(第2部「ナターシャ・ロストワ」)、2月1日(第3部「1812」、第4部「ピエール・ベズーホフ」)放送。セルゲイ・ボンダルチュク監督。1965〜1967年。モスフィルム製作。
  • レフ・トルストイの原作は、黒澤明が「もう何十回読んだかわからない」「恐らく文学の中でこんな面白い文学はないのではないかと思います」と語っているのを目にして以来、いつか読もうと積んであります。名編集者マックスウェル・パーキンズがオフィスに常備していた愛読書でもありました。
  • 先に映画を観てしまうことに少し懸念も感じましたが、どうせ何年も後にしか読まないので気にせず観ることに。
  • 膨大なエキストラが投入された戦争シーンのスケール感は資本主義国では望むべくもない途方もない壮大さ。邸宅や服装などのヴィジュアルも原作を読む際には助けになりそうです。
  • 独特な演出で細部がよく分からない部分も多く、主人公ピエール・ベズーホフ役のセルゲイ・ボンダルチュク(監督兼主役)が綾小路きみまろにしか見えないのも没入を妨げますが、世界観が粗々掴めたのは大収穫。
  • 6月には「カラマーゾフの兄弟」(3部作)も放送されるようで、こちらは既読でもあり、単純に楽しみです。