2013-03-31 手塚治虫 「三つ目がとおる」 映画 業務多忙とストレスの増大で活字がうまく目に入らなくなると漫画に走るといういつものパターン。知名度の割には通読したことがなかった本作をチョイス。 「『少年マンガ』としてよく考えて作られている職人的エンタテインメントではあったが、作者の屈折した想いがあふれ出ている『ブラック・ジャック』と比べ、やや物足りなさを感じていた」、「題材の古代史は好きなジャンルなのだが、これもひとつの材料として使われているに過ぎないように見え、和登さんの裸も『ためにしている』サーヴィスの感があった」、「少年誌ゆえの割り切り」という、とり・みきの解説と同感です。 エルマー・ファゴットがベースとなった、写楽保介のキャラクター・デザインが作品の魅力のほぼ全てという気がします。