- 週刊朝日WEB版の「話題の新刊」のレヴューで興味を持ち、帰りがけに書店で購入し、書店近くで夕食をとりながら読み始めたら止まらなくなるという、久々にドカンとくる面白さ。
- 御厨貴という人のことをあまり深く知らなかったのですが、「私は政策の内容よりもむしろ場の回し方を見るのが好きである。ですから結果としてその政策が成功しても成功しなくてもどちらでもいい」という発言には深く共感します。
- 「地方は現場だと言われます。確かに現場なのですが、その現場が実はリアルではない。ヴァーチャルなんです。ヴァーチャルな現場をリアルに言うことによってこの国のメディアは成り立ち、この国の中央政府は成り立っている。ヴァーチャルな現場をリアルだとどれだけ言い張れるかというガンバリズムの競争みたいなところがあります」というのは蓋し慧眼。