- 「知の格闘」を読んで存在は認識していたところ、実際に首相官邸を目にする機会があり、改めて興味を持って購入。
- 「建築空間の政治学」などといういかめしい副題がついていますが、建築と政治の関係を扱ったエッセイに近い印象。
- 写真も豊富で楽しい。接収された大蔵省から出勤するGHQ衛兵の写真(1954年)には衝撃を受けました。(なお、接収命令に対し「いやですと言え」とむずがる津島寿一を「言いようがないでしょう」となだめたのが宮沢喜一とのこと)。
- 「知の格闘」の第4講「進撃!歴代首相邸へ−建築と政治」の方が端的にまとまっていて面白いかもしれません。