- NHK−BSプレミアムで8月1日放送。ベルトラン・タヴェルニエ監督。1986年。
- その昔VHSヴィデオをレンタルして観た時は気づきませんでしたが、ハービー・ハンコックやらウェイン・ショーターやら、出演ミュージシャンがえらく豪華。
- リアルな演奏シーンには好感が持てますが、肝心の演奏内容がややしんどい。村上春樹が語るところでは、「時の流砂の中に呑み込まれてしまった物の、匂いを欠いたなぞりに過ぎない」。
- バド・パウエル晩年のフランス生活を支えたフランシス・ポウドラのエピソードを、同世代の生き残りデクスター・ゴードンに演じさせるという構図。
- 実際ははるかにとんでもなく破滅的で非常識な言動に振り回されていたはずで、映画上でもそこを彫り込まないとストーリーのコアが成立しないんじゃないかという気がします。
- 映画とは全然関係ありませんが、メタリカのドラマー、ラーズ・ウルリッヒの代父がデクスター・ゴードンというのは驚きました。