司馬遼太郎 「新撰組血風録」

新選組血風録 (角川文庫)

  • 燃えよ剣」で盛り上がって即座に購入して読んでみましたが、各人にスポットを当てていく構成もあって、「燃えよ剣」のドライな良さを期待していた分だけやや冗長に感じられたところ。
  • 新撰組隊員とは関係ありませんが、長曽禰虎徹入道興里が「はじめはすぐれた甲冑師で」「大坂ノ陣がおわってから甲冑の需要がなくなったため、決意して江戸に出、刀鍛冶に転向」「このとき五十」というのが興味深い。