ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 「たったひとつの冴えたやりかた」

たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)

  • 購入した動機も思い出せないまま積まれていたもの(挟まっていたレシートによると2013年8月に購入)。これだけ高名な作品だから読んでおくかといったところ。
  • SFはとんと読まないので、これがどういう水準にある作品なのかよく分かりません。特に面白くもないけれども、途中で投げ出すほどつまらなくもなく。
  • 「この小説を読みおわる前にハンカチがほしくならなかったら、あなたは人間ではない」といった絶賛に期待してしまうと、肩透かしは必至。
  • 本作刊行後に、「かねてから自殺の取り決め」により「病気で寝たきりだった最愛の夫ハンティントン・シェルドンを射殺、おなじベッドの上でみずからの頭を撃ちぬいた」著者の姿が重なることも高評価の背景にあるのでしょうか。
  • 本国等海外での評価は良く知りませんが、邦題の切れ味がすべてといった印象。