- NHK−BSプレミアムで2月26日放送。ジャック・クレイトン監督。1974年。
- ミア・ファローのバカっぽさ、サム・ウォーターストンの地味さなど、原作の世界を汲んだ意図的なキャスティング・演出だとしても、戯画的で少し気になります。
- イーストエッグとウェストエッグの距離感とかも含めて、あぁこういうことだったのかと原作理解を補強することはできたかもしれないですが、基本的にはメロドラマの埒内で、村上春樹が原作について言うところの、志において高貴、行動スタイルにおいて喜劇的、結末は悲劇的、という「アメリカン・ドラマツルギー」まで感じ取るのは難しい気がします。
- 1926年(ハーバート・ブレノン監督/ワーナー・バクスター主演)、1949年(エリオット・ニュージェント監督/アラン・ラッド主演)、1974年(ジャック・クレイトン監督/ロバート・レッドフォード主演)、2000年(ロバート・マーコウィッツ監督/トビー・スティーヴンス監督)、2013年(バズ・ラーマン監督/レオナルド・ディカプリオ主演)と5回映画化されているとのこと。