- NHK-BSプレミアムで5月28日放送。ジョージ・クルーニー監督。2011年。
- 序盤、不穏な緊張感があって引き込まれますが、中盤以降、理想に燃える若者が闇落ちするという単純な見せ方。しかもトリガーは政治家のセックス・スキャンダル。
- 他方で「やられっぱなしじゃ終われないよね」という逆サイドの納得感もあり、どうも腹落ちが悪い。ハードな民主党支持者ジョージ・クルーニーがわざわざ監督した意図もよく分からない。メッセージが曖昧な印象。
- フィリップ・シーモア・ホフマンとポール・ジアマッティの醸し出す曲者感、ライアン・ゴスリングの嫌味な雰囲気が良かっただけに、もう少し立体的・重層的な展開を期待していたのですが。