2019-10-27 「男はつらいよ-知床慕情」 BSテレ東で7月13日放送。山田洋次監督。1987年。シリーズ第38作。 冒頭はいつもの夢ではなく、しみじみとした回想。 父親と暮らす出戻りのヒロイン(竹下景子)との淡い恋愛関係は第32作「口笛を吹く寅次郎」をなぞったパターン。 三船敏郎と淡路恵子(20年ぶりの女優復帰作!)の老いらくの恋@知床が良い雰囲気ですが、不自然な作り物っぽさもまた濃厚。 寅次郎のダメなところは前半に集中。「こないだなどは糞をする前にケツを拭いてしまって」のアリアがとても可笑しい。 ヒロインとのロマンスは極めてアッサリと終了。マドンナと寅次郎ととらや一行が柴又で会さないのは寂しい。 船長役のすまけいの北海道弁がいやにナチュラルだなと思ったら、なんと国後島生まれ中標津育ち。