五代目 古今亭志ん生「落語名人撰(01)お直し」

落語名人撰(1)

  • 図書館活用。1963年5月31日。東宝落語名人会
  • 「女房に客をとらせるという、どん底の人間模様を描いた特異な噺」「こういう噺なのに、売春が禁止される直前の昭和31(1956)年に、五代目古今亭志ん生はこれで芸術祭文部大臣賞を受賞した」「明治の吉原を知る志ん生は淡々と人間の運命を語ってじわじわと感興を盛り上げ」た「この噺を自然に演じてききこませ、しかもあまり陰湿な印象を与えない演者は志ん生ただ一人だったであろう」(京須偕充)。
  • 変な話ではありますが、時代が一周りしたのか、底辺層の男女の姿には今日的なリアリティーがあるような気もする。
  • 聞き覚えのあるマクラでボヤッと聞いていると廓詞の件でギョッとするんですが、「しゃぶらねえかよ、もう!」と言っているんでしょうか。
  • どうした訳か、この録音は何十回聴いても耳が滑って上手く入り込めない。