姜尚美「京都の中華」

京都の中華 (幻冬舎文庫)

  • 図書館活用。安田謙一/辻井タカヒロ「書をステディー町へレディゴー」で紹介されていたもの。
  • こんな世界があったのか!と目から鱗が落ちる一冊。写真もチャーミングで手元に置いておきたくなる。
  • 京都在住時に存在を知っていたら鳳舞とか行きたかった。ハマムラの春巻きや芙蓉園の鳳凰蛋も食べたくなる。
  • 文庫版付録の菊乃井三代目・村田吉弘へのインタヴューも最高。「こういうのは、一回や二回ではわからへんねん。東京っていうのは一回行っておいしいかまずいかすぐ言うてしまうけども、ぼくら、『おいしいこともまずいこともないけどまた行ってしまう』みたいなんがおいしいと思てんにゃ。ふふ」、「あのね、東京とちごてね、京都みたいな狭いとこで、『もうあそこ行かへんわ』て言い出したら、次行くところないねん」という評が端的に京都の中華の魅力を表しているのでは。