- クリミア戦争(1854年。ロジャー・フェントンの暗室馬車!)、セポイの乱(1857年)、南北戦争(1863年/ゲティズバーグの戦い)、リンカーン暗殺者たちの絞首刑執行(1865年)、第二次ボーア戦争(1900年/スパイオン・コップの戦い)、日露戦争(1905年/日本海海戦)、第一次世界大戦の発端となったサラエボ事件(1914年)など、精細な写真が残っているとは認識していなかったのでインパクトがあった。
- 戦艦ポチョムキン号の反乱(1905年)というとエイゼンシュタインの映画しか思い浮かびませんでしたが、「日露戦争(1904~05)に敗北したロシア帝国海軍の士気は最悪」という状況の中で起こった反乱で、「1917年のロシア革命の布石となった」というのは知らなかった。
- エミリー・デイヴィソンの抗議(1913年6月のエプソム・ダービーで競争馬の前に飛び出て重傷、4日後に死亡)の瞬間の写真は初めて見ましたが衝撃的。
- 常識なのかもしれませんがアルメニア人虐殺も初めて知りました。ショッキングな写真。
- 印パ分離独立の際の写真「1946年コルカタのチトプール通り。両教徒の死体をついばむハゲワシ」も凄い。
- 132頁の「1940年、ドイツ軍に投降するフランス戦車隊の兵士」に写っている戦車はたぶんルノーB1bis。
- 人類初のエヴェレスト登頂を達成したエドモンド・ヒラリーはニュージーランドの養蜂家。