「ゲンロン13」

ゲンロン13

  • シンギュラリティ民主主義の危険性とルソーの一般意志を扱った「新しい一般意志について」がとても面白い。「訂正可能性の哲学」が出たら読みたい。
  • ロシア関係の座談会「帝国と国民国家のはざまで」も面白かった。「ソルジェニーツィンは冷戦期は反ソ作家として知られていましたが、ソ連崩壊語は共産主義批判の行き着く先としてロシアへの愛と正教擁護を打ち出すようになり、90年代に亡命先のアメリカから帰国すると愛国作家として強い影響力を持つようになります。生前はプーチンのお気に入りの作家でもあった」というのは知らなかった。
  • 満足。来年も買おう。