- ブルース・ムーヴィー・プロジェクト。監督はクリント・イーストウッド。
- デイヴ・ブルーベックとかピート・ジョリーとか人選がちょっと変だなと思ったのですが。
- CD製作したんですね。映画でもちょっと出てきましたが、デイヴ・ブルーベックとジェイ・マクシャン、パイントップ・パーキンスとマーシャ・ボール、ドクター・ジョンとピート・ジョリーとヘンリー・グレイで録音しているようで、そういう意味では面白い組み合わせだと思います。
- 映画的にはあんまり必然性がないというか、ドクター・ジョン、ピート・ジョリー、ヘンリー・グレイの3人を同時に集めて話を聞いてもまとまりに欠けます(そもそも集めてはいるけど一緒に話をしてない時点で違和感がある)。
- まだ生きてたんだという感じのデイヴ・ブルーベックとジェイ・マクシャンの共演はある意味スリル満点。演奏後の満面の笑みがもう本当お爺ちゃん。
- マーシャ・ボールは存在自体全く知りませんでしたけど、ピアノはともかく歌声の渋さは予想外でした。
- オーティス・スパンの演奏シーンも良かった。ピアノの上に燃えさしの煙草を置いた灰皿やらギター(多分マディ・ウォータースの休憩中のセットなんでしょう)やらが乱雑に置いてあるのが雰囲気たっぷり。
- ドクター・ジョンは最初ギタリストだったんですか。凄いのがゴロゴロいて自分はピアノでは飯が食えないと思った、とドクター・ジョンに言われると驚いてしまうのですが。セロニアス・モンクが出て来た時に地元の奴だと思ったというのも面白い。
- 一番嬉しかったのがプロフェッサー・ロングヘアの映像。壊れて道端に捨てられたピアノを路地に引っ張り込んで修理して弾いた、というのが何とも凄い。