- 基本的な構成がスティーブン・キング「スタンド・バイ・ミー」、というのはまあ良いとして。
- 「本当に怖いのは火星人ではなく酔っ払ったお父さんでした」「復活したのはキリストではなく雀蜂でした」といった安直さに萎えつつ、正体不明の謎の爬虫類や意味不明の白い巨鹿にめげつつ、1964年の田舎町とはいえ12歳はそんなにイノセントじゃないだろうと反感を覚えつつも。
- イメージがスススッと浮かぶ上に、縦糸、横糸を巧みに絡めながらスムースに展開していくのでグイグイ進みます。
- ずば抜けた身体能力を有しつつも今ひとつ成績がパッとしないアスリートを見ているもどかしさを感じます。
- 少年もの、青春ものは相当慎重に書かないと鼻に付くような気がします。