Various Artists 「The Best of Dixieland Jazz(Disc 6)」

• McKinney's Cotton Pickers「Nobody's Sweetheart」(1928)

• • 「チェリー」と同日、同メンバーでの録音。

• • ガス・カーン、アーニー・アードマン、ビリー・マイヤーズ、エルマー・ショーベルが書いた曲。１９２４年出版。

• • １９１８年初演のミュージカルにおける曲「サムバディーズ・スウィートハート（アントニオ・バフノ作曲）」へのアンサー・ソング、かどうかは良く分かりません。

• King Oliver「Wa Wa Wa」(1926)

• • ディキシー・シンコペイターズ名義。「シュガー・フット・ストンプ」と同日、同メンバーでの録音。

• • キング・オリバーはプランジャー、ダービーハット、ボトル、カップを利用したミュートの創始者であり、この曲は「ワウ・ワウ」の語源と言われている。

• Jelly Roll Morton「My Little Dixie Home」(1929)

• • ジェリー・ロール・モートン・トリオ名義。「タートルズ・ツイスト」「ザッツ・ライク・イット・オート・トゥ・ビー」と同日、同メンバーの録音。

• • 「ザッツ・ライク・イット・オート・トゥ・ビー」と同じく、ハリソン・スミス、ベン・ギャリソンの曲。ハリソン・スミスは音楽出版業者。

• Clarence Williams' Blue Seven「Senegalese Stomp」(1926)

• • 「ウッジャ」と同日、同メンバーでの録音。

• Luis Russell's Hot Six「Sweet Mumtaz」(1926)

• • ２曲しか録音していないホット・シックス名義を２曲とも収録してます。当然、同日、同メンバーでの録音。

• Johnny Dodds「Come On And Stomp, Stomp, Stomp」(1927)

• • ブラック・ボトム・ストンパーズ名義。パーソネルは「ニューオリンズ・ストンプ」録音時とは大幅に異なって、ジョージ・ミッチェル（コルネット）、ナッティ・ドミニク（コルネット）、ジョン・トーマス（トロンボーン）、ドッズ（クラリネット）、チャーリー・アレキサンダー（ピアノ）、バド・スコット（バンジョー）、ベイビー・ドッズ（ドラム）。

• • アーヴィング・ミルズ、クリス・スミス、ファッツ・ウォーラー作曲。ミルズは音楽出版業者だが、実際に作詞、作曲に勤しみ、デューク・エリントンとのコラボレーションで知られる。

• Louis Armstrong「Twelfth Street Rag」(1927)

• • ホット・セヴン名義。「アリゲーター・クロウル」の翌日、同メンバーでの録音。当時はお蔵入りしてリリースされなかった。

• • ユーデイ・ボウマンが１９１４年に発表したラグ。演奏不可能だったため新しいアレンジメントで１９１９年に再発表。ポール・ホワイトマンも１９２０年に録音。

• Clarence Williams' Blue Five Orchestra「Cushion Foot Stomp」(1927)

• • ブルー・ファイヴではなく、ウォッシュボード・バンド名義。ウィリアムズの自作曲。

• Luis Russell's Heebie Jeebie Stompers「Plantation Joys」(1926)

• • キング・オリバー楽団在籍時のもう１つのバンド、ヒービー・ジービー・ストンパーズ。

• • パーソネルはボブ・ショフナー（コルネット）、プレストン・ジャクソン（トロンボーン）、ダミール・ハワード（クラリネット、アルトサックス）、バーニー・ビガード（テナーサックス）、ラッセル（ピアノ）、ジョニー・センシア（バンジョー）。

• New Orleans Rhythm Kings「She's Crying For Me Blues」(1925)

• • メアーズとラッポロが再起を図った第１期ニューオリンズ・リズム・キングス最後の録音。ニューオリンズ録音。

• • パーソネルはメアーズ、ラッポロの他に、サント・ペコラ（トロンボーン（作曲））、チャーリー・コーディラ（テナーサックス）、グリン・リー・ロング（ピアノ）、ビル・イーストウッド（バンジョー）、チンク・マーティン（チューバ）、レオ・アッデ（ドラム）。

• Jelly Roll Morton「When They Get Lovin' They's Gone」(1930)

• • 女優ビリー・ヤング（ヴォーカル）の伴奏。

• • ヤングはモートンの友人。１枚しかレコードを作らなかった。

• • あれ、なんか盛大にバンド演奏が始まったんですが。あれ、何故かおじさんの唸り声が聞こえるんですが。

• • 「ドクター・ジャズ」が収録されているという驚愕の事実その２（気付いていないだけで本当はもっとありそうでイヤ）。

• Jack Teagarden「Makin' Friends」(1928)

• • エディ・コンドン・アンド・ヒズ・フットウォーマーズ名義。ジャック・ティーガーデンの代表曲。

• • パーソネルはジミー・マクパートランド（コルネット）、ティーガーデン（トロンボーン、ヴォーカル）、メズ・メズロウ（クラリネット）、ジョー・サリバン（ピアノ）、エディ・コンドン（バンジョー）、アート・ミラー（ベース）、ジョニー・パウエル（ドラム）。

• Kid Ory「Gatemouth」(1926)

• • ルイ・アームストロング大激怒のニューオリンズ・ワンダラーズ名義。

• • 「パーディド・ストリート・ブルース」と同日の録音。ジョージ・ミッチェル（コルネット）、キッド・オリー（トロンボーン）、ジョニー・ドッズ（クラリネット）、リル・アームストロング（ピアノ）、ジョニー・センシア（バンジョー）に加えて、ジョー・クラーク（アルトサックス）が参加。

• Bix Beiderbecke「Way Down Yonder In New Orleans」(1927)

• • フランク・トランバウアー・アンド・ヒズ・オーケストラ名義。「オーストリッチ・ウォーク」の４日後、同メンバーでの録音。

• • 作詞家ヘンリー・クリーマーと作曲家ターナー・レイトンのコンビが１９２２年に発表した曲。

• New Orleans Rhythm Kings「Golden Leaf Strut」(1925)

• • 「シーズ・クライング・フォー・ミー・ブルース」と同日、同メンバーでのニューオリンズ録音。

• New Orleans Rhythm Kings「Mr. Jelly Lord」(1923)

• • ニューオリンズ・リズム・キングスとジェリー・ロール・モートンの史上初めての人種混成録音。

• Red Nichols「My Honey's Lovin' Arms」(1927)

• • ファイヴ・ペニーズ名義。

• Red Nichols「Keep A Song In Your Soul」(1931)

• • ファイヴ・ペニーズ名義なんでしょうか、良く分かりません。録音当時はリリースされなかったのかもしれない。

• • 作曲はファッツ・ウォーラーとアレックス・ヒル。

• Louis Armstrong「Struttin' With Some Barbecue」(1927)

• • ホット・ファイブ名義。アームストロング夫婦の共作曲。

• Louis Armstrong「Basin Street Blues」(1928)

• • ホット・ファイヴ名義だが、パーソネルが若干変化していて、ルイ・アームストロング（トランペット）、フレッド・ロビンソン（トロンボーン）、ジミー・ストロング（クラリネット）、アール・ハインズ（ピアノ）、マンシー・カーラ（バンジョー）、ズッティ・シングルトン（ドラム）。

• • スペンサー・ウィリアムズの有名曲。ホット・ファイブ最後の録音。