2006-06-17 立花隆 「解読『地獄の黙示録』」 本 「地獄の黙示録」を始めて観た時のことは鮮明に覚えています。 何の予備知識も無しにNHKの放送で観て、「コレ何!?コレ何!?」と興奮してプルプルしてました。 どれぐらい興奮したかというと「ハート・オブ・ダークネス」を劇場まで観に行ったくらいです。それでまたハマルと。 いかにも立花隆らしいやり方で、ジョゼフ・コンラッド、T.S.エリオット、ジム・モリソン等を引用しつつズバズバと解説されていて大変有難いのですが、余りに図式的に断言されると「はいはいそうですか」とヘソが曲がってしまいます。 村上春樹「海辺のカフカ」でも引用されていた「圧倒的な偏見をもって強固に抹殺」の原文は「Terminate with extreme prejudice」。なるほど。