- 「ネフェルティティ」に続いて聴いておきたいマイルス第2弾。
- ライナーの写真が良い。巨大サングラスをかけたマイルス、の後ろにピート・コージー。キース・ジャレットもハービー・ハンコックもアフロ大きめ。
- デューク・エリントン追悼曲「ヒー・ラヴド・ヒム・マッドリー」のタイトルのもじり方のセンスが今一つ理解できません。素直に考えれば「ウィ・ラヴド・ヒム・マッドリー」だと思うのですが。彼は彼を狂おしいほど愛していた?前者の彼って誰なんでしょう。しかし1曲32分は長い。
- 「ホンキートンク」は同じ間隔で続くリズムを8分音符として捉えるパターンと1拍3連として捉えるパターンをマイルスのキューでチェンジしている訳ですか。構造にグッと来ているのか音色にグッと来ているのか自分でも分かりませんがえらく格好良いです。
- コンソールでコントロールした「アガルタ」「パンゲア」が「レイテッドX」かと思ってしまいましたが、時系列的には「レイテッドX」を生で演奏したのが「アガルタ」「パンゲア」ということでしょうか。「アガルタ」「パンゲア」はこういうイメージだったのかと視界が少し明るくなった感があります。
- 「ホンキートンク」や「レイテッドX」みたいなグリグリの曲をやる一方で、バーナード・パーディーとコーネル・デュプリーを入れてごくごく普通のジャズ・ファンク「レッド・チャイナ・ブルース」も録音してヒットを狙っちゃうのがマイルスの資質だという理解で良いのでしょうか。
- マイルス・デイヴィスのアルバムで聴いてすぐにこんなにピンと来たのは初めてかもしれません。非公式掲示板のおかげです。
- 実は基本中の基本アイテム「ビッチェズ・ブリュー」を持っていなかったりもするのですが、取り敢えず公式講義録が出るまでは打ち止め。