James Brown 「Live at the Garden」

ライブ・アット・ザ・ガーデン(紙ジャケット仕様)

  • 不遇のライブ盤の初CD化。「ライブ・アット・ジ・アポロ2」と同時期の1967年。 場所はタイトルに偽りありで、「マジソン・スクウェア・ガーデン」ではなくて「ラテン・カジノ」。
  • 同時期だけあってオープニングMCもそっくり。客席から「Say it again!」の声がかからないことに違和感を感じるくらい。
  • 目新しく(耳新しく)感じられるのは断然「ヒップ・バッグ’67」。こういう曲でゴリ押す時の迫力は余人の追随を許さない魅力があります。
  • やはり他の名作ライブ盤群に比べると、今ひとつ凡庸で、特段の欠点もないかわりに、ここでしか聴けない圧倒的な場面もないといった印象。1曲擬似ライブもありますし、CD化されてこなかった事も何となく納得できます。
  • 「アー、アー、ヘイ」などと延々続く訳詞は、丁寧な仕事と言えなくもないですが、殆ど意味がないような。