2007-12-26 広沢虎造 「清水次郎長伝−久六の悪事/次郎長の計略」 その他 広沢虎造の清水次郎長伝、第6巻。 前半はおしゃべり熊がペラペラと調子良く久六に状況報告。報告が終わったところから突如として状況が展開。 久六が代官を動かし、次郎長は遁走。長兵衛は捕まった上に牢死、という事実を前半最後で「寺津間之助の家へ次郎長が世話になっていると、深見村長兵衛が、代官屋敷で水責めになって死んだということを聞いた」と豪快にネタバレして後半突入。 偽の葬儀で敵を油断させるという次郎長の計略は三国志で見かけた手口。騙されたのは呂布だったでしょうか。 「から葬を出して安心をさして、時が来て代官屋敷へ斬り込みをかけますお粗末」という次回予告をもって終了。 次は「大野の宿場/代官斬り」。事態は風雲急を告げております。