2008-03-08 手塚治虫 「ブッダ(1)〜(12)」 本 「火の鳥」や「ブラックジャック」級の傑作とはされていないものの文庫になっている手塚治虫作品でずっと気になっているものがいくつかありますが、これもその一つ。特にきっかけもありませんでしたが、読んでみました。 夏目房之介の「いずれにせよ『ブッダ』には物語として面白く語ろうとする志向と、そうするとブッダ伝としての統一感がなくなるというジレンマが、ある種の中途半端さになって現れているような気がする」という解説(第8巻)に説得力を感じました。いまひとつ。 あと気になっているのは「きりひと賛歌」と「陽だまりの樹」。気が向けばそのうちに。