Various Artists 「Saturday Night Fever」

オリジナル・サウンドトラック サタデー・ナイト・フィーバー

  • オデッセイ(ホンダ)のCMが格好良い。ビージーズ「ステイン・アライヴ」というと「アッハッハッハ、ステンアライヴ、ステンアライヴ」というダサいファルセット・コーラスのイメージで敬遠してましたが、改めて聴いてみると中々良いものです。ギターのリフ〜ストリングスの組合せが格好良い。
  • ビージーズのベストというのも選択が割と悩ましいので、史上最も売れたサントラ(本当かどうか知りませんが)「サタデー・ナイト・フィーヴァー」にしてみました。
  • その「サタデー・ナイト・フィーヴァー」も12月にSHM−CD版が出るようですが、音質にはさほど拘らないので待ちません。
  • 映画のために作って売れた曲と映画作成時点で既に売れていた曲が混交しているわけですが、後者の当時売れていた曲が望外な面白さ。
  • キワモノのウォルター・マーフィー「運命’76」が意外にまともに聴ける上に、ラルフ・マクドナルド「カリプソ・ブレイクダウン」なども格好良い。
  • K.C.&ザ・サンシャイン・バンド「ブギー・シューズ」には、思わず「アイ・ワナ・プット〜ン、マ、マ、マ、マ、マ、ブギ・シューズ」と口ずさんでしまいます。
  • ライナーで全く言及されていませんが、M.F.S.B.「ケイジー」はナイトライターズのカヴァー。オリジナルより格好良いかもしれない。ニュー・バースとかコン・ファンク・シャンとか、あの辺りには全然疎いので、物凄くマイナーなグループだと思っていましたが、こんな有名盤にカヴァーが収録される程度にはヒットしてた模様(1971年全米39位。ブラック・チャートに至っては17位)。
  • ファンク・バンドのナイトライターズとヴォーカル・トリオのラヴ・ピース&ハピネスが合体するとニュー・バース、という理解で良いのでしょうか。仕掛け人はプロデューサーのハーヴィー・フークワ。知りませんでしたがこの人はマーヴィン・ゲイとの関連で意外な重要人物。
    • 1950年代にムーングロウズの中心人物として成功。1958年にマーヴィン・ゲイと新生ムーングロウズを結成したのもこの人。
    • 1971頃モータウンを離脱してRCAと契約。ニュー・バースやシルヴェスターのプロデュースで成功。
    • なんとマーヴィン・ゲイの起死回生の復活作「セクシャル・ヒーリング」のコーラスにも参加しているという猛烈に感動的な逸話。涙腺緩ませながら「セクシャル・ヒーリング」を聴き直しました。
    • こういう歴史の生き証人がまだ存命というのもグッと来ます。
  • と思わずマーヴィン・ゲイに意識が傾いてしまいましたが、なんといっても「ステイン・アライヴ」の再発見に尽きます。
  • ロビン・ギブも参加した「セサミ・ストリート・フィーヴァー」もどこかで手に入れたい。