- オリジナルの2枚組にはあまり思い入れがなかったので、先日売り払ってしまったのですが、売り払う際にコンプリート盤が出ていたことを思い出しました。
- コンプリート盤というとフィルモア・ウェストの限定ボックスを買いそびれてしまったことを密かに後悔しており、その後悔に後押しされて何となく購入してしまいました。
- オリジナル・アルバムに施されていたオーヴァー・ダブや再録音が取り除かれ、2日間のコンサートがほぼ編集なしでほぼ順番通りに収録されており、音質の向上と相まって、クリーヴランド牧師の丁寧な説明に続く1発目「ホーリー・ホリー」から荘厳な雰囲気に浸ることが出来ます。曲単位でも、「アメイジング・グレイス」がかなり長くなったりしています(約16分)。
- そもそも持っていたにも関わらず「ホーリー・ホーリー」がマーヴィン・ゲイ「ホワッツ・ゴーイン・オン」収録曲のカヴァーだということに気付かなかった程度にしかオリジナル盤は聴いていなかったのですが、本当にガラッと印象が変わっており、クワイアって中々良いもんだなぁと再認識しつつ、ヘヴィー・ローテーションで聴き倒しました。
- 不可分な全体として魅力的なのですが、敢えてどちらがと言えば、2日目(1972年1月14日金曜日)より、1日目(同13日木曜日)の方がピタッとくる気がします。
- 「オールド・ランドマーク」は、映画「ブルース・ブラザース」におけるジェームズ・ブラウンの強力な怪演の前にはさすがに霞んでしまいます。
- ライナーによると、シドニー・ポラックがコンサートを撮影したフィルムという度肝を抜くようなお宝がアトランティックに眠っているらしいのですが、これは非常に観たいので商品化して欲しい。
- ファンカデリックに続き買い直し2連勝。こういう僥倖があるからやめられません。
- なかなか素敵なアートワークなのですが、ところどころ紙が破れたり糊が剥がれたり。国内盤が出たら更に買い直したい。