2009-07-20 矢野誠一 「志ん生の右手−落語は物語を捨てられるか」 本 落語評論家なのかプロデューサーなのか、どういう人なのかよく分かりませんが、堅い評論はビックリするぐらい退屈でした。 個人的な思い出を語った「落語とわたし」だけはそれなりに面白かったのが救い。 朝寝坊のらく(立川ぜん馬?)の「黄金餅」現代風言い立て(「銀座通りで、左側に松坂屋、右に資生堂を見まして、新橋を右に切れるのに、車ですと右折禁止になってますんで、ヤクルト・ホールを左に左にぐるっとまわりこみまして・・・・・」)はちょっと聴いてみたい。 次は同じく河出文庫の三遊亭金馬「浮世談語」かちくま文庫の京須偕充「志ん朝の走馬灯」。