桂枝雀 「十八番(2) 蛇含草/代書」

十八番(おはこ) [DVD]

  • 桂枝雀のDVDボックス。ディスク2は「蛇含草」(1983年8月7日)と「代書」(1982年8月19日)。 コメンタリーは小佐田定雄に加えて、「蛇含草」が桂雀三郎、「代書」が桂雀々
  • 京須偕充によると、「蛇含草」は「ちょっとシュールな上方噺。餅食いのアクションがあるから見る噺でもある。桂枝雀が底抜けにおもしろい」とのこと。桂小米時代の得意ネタとのことですが、知的で玄人受けしたという小米時代の芸風にシュールな噺がマッチしていたのでしょうか。
  • 先日「日本の話芸」で林家木久扇が「そば清」ではなく「蛇含草」をやっていましたが、どういう背景があるのでしょうか。
  • 代書は「桂枝雀落語大全(35)」と同一ソース(1982年8月19日「とっておき米朝噺」)でやや期待外れ。「ポンで〜す」のヴァージョンが見たかった。
  • 自分の日常、身の回りの出来事をマクラにするのは珍しいとのこと。
  • コメンタリーが相変わらず(興味深い内容ではあるのですが)聞き取り難い上に(こちらにも字幕を付けて欲しいくらい)、あまりにも雑然としていて聞き続けるのがしんどいです。事前に軽く話す内容を打ち合わせるとか、テキストにまとめてライナーにするとか、工夫が必要だったのではないでしょうか。愛が足りないと思います。
  • 音声ファイルの抽出は、所々音飛びする不具合が生じてはいますが、一応出来ました。