- NHK−BSで5月に放送。フェデリコ・フェリーニ初体験。
- 学生時代に東京圏で生活していれば、蓮實重彦を片手に名画座通い、ゴダールだ小津だキアロスタミだという方面に向かっていた可能性もあったのかも、などと、ボヤッと観ているとあらぬ方向に雑念が彷徨っていきます。
- 現時点から見るとあまりスキャンダラスに見えないのが難ですが、要するに地獄巡り@ローマと考えれば良いのでしょうか。
- 冒頭はヘリコプター(凄い格好良い)から屋上のプールサイドの女性たちに話しかけるマルチェロ・マストロヤンニの声が届かないのですが、ラストでは逆にマストロヤンニに話しかける少女の声が海風に消されて聞こえないという対比(キリスト像/エイ)。
- ニコはヴェルヴェット・アンダーグラウンドのあのニコ。劇中では兜をかぶる姿がチャーミングですが、1988年に自転車で転倒した際に頭を強く打って亡くなっているようです。
- マッダレーナ=アヌーク・エーメ=「男と女」のアンヌ。
- 初体験にしては長尺(174分)でやや悩ましかったですが、これで洗礼は済みました。いよいよ「8・1/2」に臨みたいと思います。
- 車と夜明けというのは重要なモチーフだったりするのでしょうか。
- ルキノ・ヴィスコンティの「山猫」と「郵便配達は二度ベルを鳴らす」は録画を忘れました。失敗。