2009-09-16 「次郎長三国志第五部−殴込み甲州路」 映画 NHK−BSでの放送。マキノ雅弘による次郎長三国志9作品(東宝)の第5作(1953年)。 本作のあらすじメモ。 秋祭。ワッショイ、ワッショイ。次郎長も久々に酒を飲んで思い出話。 寿々屋のお千ちゃん嫁入り。傷心の鬼吉と綱五郎。 奥座敷で猿屋の勘助対策について密談。偵察のためお仲が単身甲州入り、音信不通に。 旅の者、大野の鶴吉が次郎長を訪問。お仲が捕らわれたとの情報。 次郎長一家甲州殴り込み、手ぐすね引いて迎え撃つ勘助一味。合流する大熊一家。大乱闘。 豚松負傷、石松も左目負傷。何とか勝利。 次郎長一家、兇状旅へ。ワッショイ、ワッショイ。 加東大介の「七人の侍」出演のため、東宝から「ブタマツコロセ」という指令が下ったとのエピソードが有名ですが、重傷ではあるものの死んではいない様子。 森の石松はこの怪我で隻眼になる模様。広沢虎造「清水次郎長伝」(厳密にはテイチクから発売されているCD収録分)はいきなり大親分として次郎長が登場していましたので、時代的にはもう少し前の時期を扱っていると思われます。 「ブタマツコロセ」の一件が影響したのかストーリーに厚みがありませんが、その分前半の秋祭が実に楽しそうなのが印象に残りました。