「次郎長三国志第七部−初祝清水港」

  • 本作のあらすじメモ。
    • 正月準備をする次郎長一家。
    • 無断で保下田久六を斬りに行ったものの果たせずに戻ってきた追分三五郎。お蝶の百か日が過ぎたら仇討ちをすることを決意する一家。
    • 次郎長に預けられた津向の文吉の息子・喜代蔵、お仲に次郎長との結婚を泣きながらおねだり。
    • 佐太郎(次郎長の兄弟分)と女房お徳が夜逃げ。次郎長が料理屋を持たせ、一家が客引き。
    • 博打も喧嘩も酒も絶ち、周囲から馬鹿にされてもジッと耐える次郎長一家。
    • 久六を探す旅に鶴吉と出立するお仲。お仲の仲介で大政の女房おぬいが清水に。
    • お蝶の百か日。不審な一行を追う三五郎と喜代蔵。
    • 次郎長一家はフグ料理で大宴会。フグ中毒で動けない振りをした次郎長一家を久六一味が襲撃。
    • 七五郎、お園、ぬい、お仲が応戦。フグ中毒の芝居を止めて次郎長一家も参戦。仇討ち完了。
  • 法印大五郎が月代を剃っていて、最初誰だか分かりませんでした。
  • 鬼吉と大政がやっていたのが、いわゆる三河萬歳なんでしょうか。
  • 広沢虎蔵「清水次郎長伝」では、清水一家フグ中毒の報を受けて襲撃を計画した都鳥一家を逆襲撃していましたが(「追分宿の仇討ち」)、こちらではフグ中毒で苦しんでいる芝居をしているところを久六一味に襲わせておいて返り討ち(痺れている芝居が馬鹿馬鹿しくて良かった)。
  • メインのストーリーラインに関係のない細かいエピソードがえらく込み入っている上に、微妙な演出が多く、もうゴチャゴチャ。おぬいが清水に来る件や三五郎と喜代蔵が不審な一行を追うシークエンス等々、細部の理解が追いつきませんでした。