「ブロードウェイ♪ブロードウェイ〜コーラスラインにかける夢〜」

ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢 (プレミアムエディション 2枚組) [DVD]

  • ミュージカルの端役についての大ヒット・ミュージカルの再演のためのオーディションのドキュメンタリー映画
  • これに加えて、オリジナル「コーラスライン」におけるオーディショニーの告白のベースになったマイケル・ベネットのテープ・セッションや初演時のキャストや映像まで出てきて、短い(93分)ながら厚みのあるドキュメンタリー。
  • いわばリアル「コーラスライン」だなと勘違いしてしまいそうですが、端役などでは全然なくて、この上なくメジャーな舞台と役の争奪戦。夢を掴む者、最後の最後で掴み損ねる者、勝負のかかった大一番での人間模様は見応えがありました。
  • 見たかったのはポール役のオーディション。ジェイソンの演技にこの道云十年のプロがオーディションと知りつつ泣いてしまうシーンは、オーディションの記録映像と知りつつ引き込まれて涙腺が緩みます。
  • コーラスライン」の告白が3歳、4歳、5歳と年齢が1つづつ上がっていく構成だとは気付きませんでした。
  • マイケル・ベネットは1987年に亡くなっていますが、ラストに挿入されるトニー賞の授賞スピーチや「ゴー・ゴー・フラバルー」で踊る本人の姿など、随所に挿入される映像が中々興味深い。
  • エンドロールで流れる「ホワット・アイ・ディド・フォー・ラヴ(愛した日々に悔いはない)」の歌詞がピッタリとドキュメンタリーの内容にマッチしており、ありがちな演出ですが良い余韻を醸し出していました。
  • 特典映像も観たい気はしますが、取り敢えず満足。