レコード芸術選定 「クラシック不滅の名盤1000」

ONTOMO MOOK クラシック不滅の名盤1000

  • 古いディスクガイドを処分して購入しなおしたという朧気な記憶はあるのですが経緯の詳細は定かならず。奥付は2008年2月の第3刷。
  • 映像も字幕もなしでオペラをCDで聴くというスノッブな(と個人的に思う)行為を一度やってみようと思い立ち、そのモメンタムに乗じてペラペラと目を通してみました(DVDで有名作を一通り見るのが先という結論)。
  • クラシックのディスクガイドは、演奏者、作曲者、ジャンル(シンフォニー、コンチェルト、カルテット等々)とポピュラー音楽よりも多い情報の系をどういう手法で整理するかで個性は出しやすいと思うのですが、本書は「究極の名盤100」と「不滅の名盤900」のそれぞれについて、ジャンル別+作曲家アルファベット順でひたすら羅列する構成で、読み物としての魅力皆無の純然たるディスクガイドといった体。クラシックのアルバム・ジャケットのダサさも書物としての魅力を大幅に減じているように思います(心躍らない)。
  • 青柳いづみこによるドビュッシーの評伝や吉田秀和の評論、ブラームスの伝記等々、クラシック関係も色々と読みたいものが積み上がってきているのですが、当面は時間があればオペラのDVDを観たい気分なので、機が熟すのを気長に待つ方針。
  • 機が熟した暁には、このディスクガイドも必ずや活躍してくれることでしょう。