望月峯太郎 「万祝(1)〜(11)」

万祝<まいわい>(1) (ヤンマガKCスペシャル) 万祝<まいわい>(2) (ヤンマガKCスペシャル) 万祝<まいわい>(3) (ヤンマガKCスペシャル) 万祝 4 (ヤングマガジンコミックス) (ヤンマガKCスペシャル) 万祝 5 (ヤングマガジンコミックス) 万祝<まいわい>(6) (ヤンマガKCスペシャル) 万祝<まいわい>(7) (ヤンマガKCスペシャル) 万祝<まいわい>(8) (ヤンマガKCスペシャル) 万祝<まいわい>(9) (ヤンマガKCスペシャル) 万祝<まいわい>(10) (ヤンマガKCスペシャル) 万祝<まいわい>(11) <完> (ヤンマガKCスペシャル)

  • ドラゴンヘッド」にやや付いていけないものを感じていたので、望月峯太郎作品のフォローを止めていたのですが、モーニング連載の「東京怪童」も好調の様子につき、購入、通読してみました。
  • 「俺ならワンピースより面白い海賊物が描けるぜ」と思ったのかどうか分かりませんが、波瀾万丈の一夏の冒険が意外にバランスよくまとまっていました。
  • 他方で、舞台装置等はよく練れているのに、結局最後まで物語が真にドライヴすることもなかった、という気もします。
  • ディテールへの拘りは相変わらずで、カトーのサングラスやデロリアン、ルチャマスクの海賊の腰パンとエアフォース、ファンタズマゴリアや干珠丸の海賊旗、スズキの薄手のアディダス(トーラ?)と青竜刀等々、この図抜けたセンスだけでも飯が食えます。
  • デロリアン=1975年〜1982年に存在した自動車会社=同社が唯一製造した自動車DMC−12の通称。今デロリアンというチョイスが花井カオルのヤマハSR400並みに格好良くて痺れる。