- ロス・ロボス「アコースティック・エン・ヴィヴォ」で食い足りなかった分、クラシカルなマリアッチを物色し、最も有名なマリアッチ・バンド、マリアッチ・ヴァルガスをチョイス。１８９７年結成で未だ現役（第５世代！）という恐ろしく長い芸歴の中でも最初期の録音（それでも第２世代）。
- 安心と信頼のアーフーリー・レーベル。マリアッチの語源がフランス語のマリアージュであるとするのは誤り、というようなアカデミックなライナーも勉強になります。
- 濃密に聴き込めばまた違う感想もあるのかもしれませんが、全体的に観光客向けのホテル付きバンドというか毒気が抜かれた感じで、あまりピンときませんでした。
- ハリスコ州の一地域のフォーク・ミュージックがユニヴァーサル化していったものという経緯（という理解が正しいかどうか怪しいものですが）に鑑みればそれも当然なのかもしれません。
- トムとジェリーでしばしば流れていた「エル・ハラベ・タパティオ（メキシカン・ハット・ダンス）」が聴けたのは嬉しかった。
- こうしてたまに思い出したように中南米〜カリブ物に手を出すものの今回も微妙なまま終了。
