2010-06-01 「海外特派員」 映画 NHKハイビジョン・シネマのヒッチコック特集。「泥棒成金」につづいて「海外特派員」(1940年)。 十分に現代的なスピード感に加え、暗殺犯が傘をさす群衆の中を逃げるシーンや1台だけ逆回転する風車など冴えた画もあって、ギュッと詰まった見応え。 遠景から(一見)シームレスに室内まで繋げるショットは「サイコ」の冒頭でも使用されていましたが、これもヒッチコック印なのでしょうか。 主人公の逃亡シーンでソックス・ガーターが写っていましたが、エルジェ「タンタンの冒険旅行」以外では初めて見ました(そういえばタンタンも記者でした)。戦前(から戦中)はポピュラーだったことが窺えます。