- NHKハイビジョン・シネマのアルフレッド・ヒッチコック特集。最後は「めまい」(1958年)、というよりもむしろ「めまい」を最後にしたくて放送の逆順で観てきたところ。
- フェティッシュな雰囲気はボケッと観ていても相当色濃いですが、それを称して「屍姦」とは強烈。
- キム・ノヴァクというと、これまで写真等から絶世の美女というイメージがありましたが、こうして見てみると確かに妖艶ではあるものの意外にバランスの悪い不細工な顔という思いが否定できません。
- 他方で、淀川長治/山田宏一/蓮實重彦「映画千夜一夜」では、やはり「キム・ノヴァク綺麗だもんね」と絶賛されており(演技に関しては「そう、キム・ノヴァクにしたらうまいね。あんだけよく芝居ができたね、あの人がね、芝居のうまくない人がね(笑)」と酷評)、個人的な好みの問題なのかもしれません。