- 村上龍と蓮實重彦の対談(「存在の耐え難きサルサ」)でその名を知ったポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリヴェイラの2003年作品。BS11(イレブン・シネマズ)で11月7日放送(CM入り)。
- 邦題の通り延々と続くダイアローグ。前半はポルトガル人歴史学者の母と娘の史跡巡り、後半は船長(ジョン・マルコビッチ:英語)、実業家(カトリーヌ・ドヌーヴ:フランス語)、元モデル(ステファニア・サンドレッリ:イタリア語)、女優(イレーネ・パパス:ギリシャ語)の多言語で展開される人生論。
- そして唐突に訪れるエンディング。ビックリはしましたが、911の記憶も新しい時期ということを考えればむしろ安直に感じます。
- こういう作品を有り難がる気持ちにはちょっとなれませんでした。